口腔外科
口腔外科とは
口腔外科は、口腔(お口の中)、顎(あご)、顔面ならびにその隣接組織にあらわれる疾患を扱う診療科となります。口腔外科で取り扱う代表的な診療としては、親知らずの抜歯、顎関節症、口腔粘膜の疾患・口腔がん、インプラント治療などがあります。
当院では診察の結果、必要に応じて地域の病院や大学病院への紹介や連携した診療を行います。
口腔がん検診
口腔がんは、早期発見により確実に治すことができる場合が多いです。自宅での定期的なセルフチェックや歯科医師による口腔がんの検診によって、口腔がんを早期に発見できる可能性を増やすことが可能です。次のような気になる症状がある方は、まずはお気軽にご相談ください。
- お口の中に赤や白い部分がある
- しこりや腫れが肥大した部分がある
- 口内炎が2週間たっても治らない
顎関節症
顎の関節を中心としてその周囲におこる障害の総称を顎関節症といいます。20~30代の女性に多いといわれている顎関節症ですが、男性も顎関節症になるようです。顎関節症が慢性化するとさまざまな全身の異常を現すようになり、このような全身症状をともなうものを咬合不全症候群と呼んでいます。
次のような症状ででお悩みの方が増えています。これらは、食いしばりや歯ぎしりなど、さまざまな原因によって顎関節に過剰な負担がかかるために生じます。ご心配なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
- あごの関節が痛い
- 口がうまく開かない
- 口を開けると変な音がする
親知らずの抜歯
「親知らず」が一般に、10代後半から20代前半に生えてきます。はじめから「親知らず」が無いという方や、上下左右の4本の親知らずが生え揃っていない方など、個人差があります。
親知らずは、抜歯しなくて良いケースもありますし、人によっては親知らずによって、痛みや腫れの原因になったり、お口の中の環境に悪影響を与えたりする可能性があります。こういった方は、抜歯が必要となってきます。しかし、親知らずを抜くということは決して気軽な行為ではないと思います。
処置によりその後に腫れや痛みなどの不快な症状が生じたりすることもあります。抜くメリットとデメリットについて歯科医師と十分に相談されてから決断していただければと思います。親知らずについての疑問がある方、気になる痛みや違和感がある方は、お気軽にご相談ください。